昨秋、プライベートでご夫妻でお越しのお客さま。
ご主人さまは、当時岡山大学の先生でした。その後、何度か来宿され、4月からは中国学園大学の先生となられ、ゼミ視察(卒論の素材として新見を見る)の協力依頼を受けました。
宿としては、ずっと以前に一度、大阪教育大学の洞窟関係の恩師の、新見の地形地質に関したゼミをお受けしたことがありましたが、うちは普通の観光の宿。どうしようか考えましたが、色々調べ、私の興味あることが二つありました。
- Z世代は、おおよそ15歳〜25歳ですが、生まれた時からSNSに親しみ、SDGsなど持続可能な社会の教育を受け、個々こだわりの趣向を持ちます。そのZ世代の考え方を知りたい。
- 弊宿は、日本人や外国人の旅慣れた人がよく利用されます。その方達のこれからの旅行に関する趣向と、財力こそ違えど、Z世代の趣向が重なる部分が多い。そう感じたため。
という理由で、ぜひ、とお受けしました。
題して
『Z世代に刺さる、新見市のこれからの持続可能な産業・観光のブランディング』
の研究素材の視察。
受けたからには色々と考え、ユニークな場所ばかりを入れてみました。
- 地域としては、哲多町花木地区。移住者が多く、地域として盛り上がっています。
- 個人(自営業)としては、千屋アウトドアハウスと新見のいくつかの店舗さま。弊宿では、これからの田舎の観光についてのレクチャー。
- 企業としては、地域活動をされている田中実業。
さて、7月2−3日の当日。それぞれのオーナーより、visionなど話されました。
詳しいレクチャーは、花木地区は元新見市地域おこし協力隊の佐伯くん。
弊宿は私。
田中実業は、わざわざ社長さまが詳しくお話しいただけました。
終わって、私としては、Z世代はこれまでの若者の認識と違う。趣向に合うことには本当に熱心に向き合う姿勢があります。また、Instagram等の最近のSNSの流れを聞いて、私たちも勉強になることが多くありました。
10年後、この方達は、世の中の一つの主流となります。あらゆる分野で、対応し、接する側も変化していかなければと思いました。