宿のお客さまも、お泊まりの翌日に行かれる方が多くいらっしゃいます。
そこの吹屋小学校「日本最古の木造小学校」が10年前に現役を終え、
解体修理されて4月に観光施設としてオープンし、早めに見たいと先日行ってきました。
素晴らしい!特に2階の講堂は写真で知ってましたが、実物はさらに!
現役時代は校内に入れなかったのもあり、びっくりです。
これは非常にインパクトがあるものができました。
高梁市は、何年か前に吹屋に古民家の宿を作り、今回さらに多くの時間と費用をかけて小学校を再生。
しかし、これだけでは吹屋全体の再生はできません。
街並みの空き家に、ユニークなお店が最近次々と。
ベンガラ染め、柚子胡椒のお店、ギャラリー、カレー屋さん、、、
またそれに合わせて移住者も増加。非常に良い循環が吹屋に生まれています。
私は、吹屋の町並みの端っこの喫茶「紅や」のオーナー大場さんとは、13年ほど前からの友人ですが、彼がずっと移住希望者の相談に乗ってきたことが、
今になって芽吹いてきています。
吹屋の再生の下地になっています。
そして、わが新見市。
日本有数のカルスト地形はありますが、吹屋のような核になる歴史的なユニークな場所はありません。
新見市の特色をより生かすにはどうしたら良いか。
高梁に比べて、新見は広大な地域があり、産物が豊富です。
そして、北のスキー場から南のカルスト台地までバリエーションに富んでます。
吹屋ほどではないにしろ、大小さまざまな特色があります。
新見では、その特色を個々が磨き、そして個々の力で顧客を開拓できる。
その面白みが新見市の観光が進展する道なのではないか、と考えています。
それが、既存の井倉洞・満奇洞・千屋温泉などとうまく連携できたとき、
新見市はより魅力的になるのではないでしょうか。