三年前にお越しくださったブータンに嫁がれた女性とお子さま、日本の岡山の実家のご家族がまたお泊まりいただきました。
今のブータンのコロナの状況は、全人口が少ないのもありますが、昨年よりも含めて全国で感染者が800人程、この3月4日では感染者ゼロになったそうです。すごい!一人でも出るとすぐ隔離、徹底的に防ぐようで日本の中途半端なやり方と大違いです。
そして、もし発症されても、同情はあっても誹謗中傷は国民性で全くないそうです。
ご一家は、昨年末に日本に帰られ、しばらく日本に滞在されるとのこと。
このかたは、ブータンで旦那さまと旅行会社を営んでおられます。2回目ということで、主人はいろいろと現地の旅行事情をおうかがいしていました。
ブータンは産業で一番目が水力発電。二番目が観光。近くのエベレストを抱えるネパールの多くの観光客を迎え入れることでの観光公害などのデメリットを見て、ブータンでは、多くの観光客は入れず、観光客の希望で日程をアレンジし、同じガイドが案内します。旅行会社はその人に合わせて工夫して、地元のより良い所に触れてもらい、スルーガイドなので道中色々なおしゃべりもし、印象に残る旅となります。いわゆる贅沢な旅ではありませんが、本当のブータン…つまり、ブータンの素朴な雰囲気やブータン人の人柄が大好きになり、リピーターになる人が多いようです。
そのままと言えないですが、日本の田舎のこれからの観光に合っている部分も多分にあると思いました。
そして、驚いたことに、長男さんはこの春より隠岐島の島前高校にご進学(留学)されるそう。
島前高校は、今、島おこし・地域学で大変に有名になっています。山に囲まれたブータンに生まれ育ったのに、たいしたもの。卒業後、ブータンに帰ったとしても、しっかり役に立つでしょう。そして、受け入れる高校もまたたいしたものです。