古民家民宿千屋アウトドアハウスのママ、昨年2017年5月から月に一度、金継を習い始めました。なぜ金継?。。。新見は、高級な備中漆の産地の一つなのです。
「金継」は割れた陶器を漆でつなぎ、その上から金を撒いて修復する芸術。最近、流行ってるようで、金継セットなるものが生協のカタログに載ってたり、金継指南の新刊が頻繁に出版されています。
私がお世話なっているのは、四年ほど前に新見に移住された、漆芸作家の加藤萌先生☆地域おこし協力隊の任期を終えても、引き続き新見に住み、作家活動を続けてらっしゃいます。その傍らで、こうして私たち一般市民にも、漆に慣れ親しめるよう、漆芸や金継を指南くださってます。穏やかで丁寧、私がとんちんかんな質問をしても、優しく教えてくださいます☆
加藤先生の金継は「なんちゃって金継」ではなく、つなぎ合わせは接着剤でなく麦漆、欠けた部分はエポキシ樹脂でなく錆漆での昔ながらの方法。割れた陶器を煮出してきれいにし・角にヤスリをかけるところから始まり、10ほどの工程を経て、ようやく金継完成です!漆はゆっくりと硬化するため、急いで作る事が出来ません。それもまた良し♪きちんと固まれば、本漆なので、安心して食器として再デビューです☆
ただし、気をつける事は
湯は沸騰後ひと呼吸置いてから器に入れる(はがれてくる可能性がある)
直射日光をあてすぎないこと(色が変わってくる)←金ならいいですが、漆むき出しのとき
電子レンジ不可、食洗機も使わない方が良い
写真でお分かりのように、初作品、かなりヘタです!!!金を蒔く直前の赤漆が見えてはいけないのですが、金からはみ出てて。。。お恥ずかしい。上手に丁寧になって、どヘタ作品が懐かしくなる日がくれば良いな♪加藤先生、今後ともよろしくお願いします〜!
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