今回は、皮自体のお話し。
この前も書きましたが、野菜・果物の皮および皮近くは、栄養が詰まってる事が多く、また、旨味も強くて美味しいところです。(無論、例外も有りますが)
昨秋、ニンジンを手広く有機栽培されてる岡山県南(総社市)の畑に勉強に行く機会があり、ニンジンジュースでおもてなし頂いたのですが、それがすーっごく甘い!ジューサーに掛けただけで、甘味は加えてません。
その農家さん曰く「一つだけ秘密が有ります」と。それは、ニンジンを縦に割ると白い筋がありますが、その外側部分だけを使う事だそう。もちろん、そこのニンジン自体が旨味が強い美味しいものだったでしょうけど、ウーン、実感☆て感じでした。
そう言えば、ゴボウも、黒い筋より内側は、栄養がほとんどないと本で読んだ事が有ります。その本の著者は「黒い筋の内側は捨てる」とも言ってました(笑)
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そのニンジン生産者さんに、野菜(根菜)の保存のコツも聞きました。
それは、
☆土を優しく洗い流す
☆余分の水分を押さえた上で、中の水分は飛ばさない様に密封する
☆長く伸びたひげ根は切りおとす
☆保存温度は(ニンジンに関しては)5度くらいが最適
野菜が店頭に並んでるのは、もうすでに上記の処理をしてあるものでしょうね。
自分で栽培したときの参考になりました。
良く「掘り上げた後も、野菜は土がついたままにしてるのが新鮮」と聞く事が有りますが、
長期間保存の場合、却って土に着いた細菌から腐る可能性が有るので、土を落とした方がベターな様です。
更に、その際は、「優しく」がコツ。
私自身、つい、ガシャガシャとタワシで洗っちゃってましたが、
よく考えてみれば、そりゃ傷ついて早く傷むのが想像つきますね。
私自身、それまで、地元の方から
「掘り上げたニンジンは、土を入れた発泡スチロールに入れておくと長持ちするよ」と
教えてもらってましたが、夏だけはダメだった☆
これから夏は「優しく洗って拭いてポリ袋に入れ冷蔵庫」にしようかな?
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書いていたら、もうひとつ思い出した。
卵(ニワトリや烏骨鶏)も、本来、未洗浄なら、常温で一ヶ月弱持つそうです。
ただ、卵は、外側にサルモネラ菌が着いてる事が有るので、
生卵で食した場合を考え、洗って販売してる為、賞味期限が2週間程になってるとか。
未洗浄の卵の殻には、卵を新鮮に保つ膜(?)のようなものがあるそうです。
野菜を優しく洗う事と、何か通じるものが有りますね。
あ、人間のお肌にも通じるかな?!