先日、ダンナがお世話になってる方からの紹介で、隣町某所の古い蔵に入らせて頂く機会を得ました。
この度、蔵・おウチを壊され、中に有る古民具・食器類も全部廃棄処分されるとのこと。「中に有るものは、気に入ったら全部持って帰ってもらって良いですよ」と仰って頂いたんです。
元々、直接の知り合いの方ではないだけに、お声をかけて頂いたとは言え、厚かましいかしら、、、と思いましたが、そんな勿体なく有り難いお話し、そうそう有りません!
拝見させて頂けるだけでも嬉しくて、主人と二人お邪魔して参りました。
「タンスなども全部良いよ!」とまで仰って下さったんですが(!!)、乗用車で運ぶ訳にも行かず、また、やっぱり「ご好意に甘えて欲張りすぎてはいけない」と、自分なりに節度を持って(揺らぎそうになりつつ笑)、探検気分で、色々拝見☆
洞窟探検時に使う、懐中電灯を持って。昔建てられた蔵は、基本的に灯りが無いのもあるので。
うぉー♪☆♡※
(言葉にならない感動の渦!)
←特に気に入ってるものを並べてみました☆☆
一番手前に有るのは、箱膳。その昔、自分独り用の食器がひとそろい入って、その上でお膳として食事をしていた食器入れ兼ちゃぶ台です。
丸い、陶器の重箱も可愛いでしょ。
奥の置き炬燵の上にのってる鉢。昔の鉢は、厚手のものが多いのに、これは薄手でなんか珍しく感じて、頂きました。
真ん中の高膳の上に載ってる6枚の皿は、分かりにくいのですが、低い円筒型になってるんです。本来どうやって使うのかなぁ?!分からないのですが。ひょっとしたら、大小有るので、重ねてマトリョーシカみたいに収納が出来るってことかな?
こちらのおウチのご先祖さまから受け継がれて来た、大事な品々。「また世界が違う所で、再利用して頂けるのが、わたしにとっても有り難い話しです」とメールを頂き、感激しました。
大切に使わせて頂きますね。
chiyaoutdoorhouse (水曜日, 11 3月 2015 16:44)
コメント有り難うございます☆
そうですか〜江美子さんの話から、小津安二郎さんの映画の雰囲気かなぁと想像しました。
くどの前でひっそり泣かれるって。。。辛いながら、辛抱強くて(今になって言える事ですが)思い遣りの心を感じますね。誰にも知られずに泣くって。今の時代の人、出来る人少ないかも。「私は悲しいんだ」「私は怒ってます」って表しちゃう人が良い意味でも悪い意味でも増えた?
そういう時代を生きて来たご家族が、同じ皿・茶碗を使っていたんですね。大事にしなくては。
村澤江美子 (水曜日, 11 3月 2015 09:17)
古民家にはぴったりの食器本当によかったですね 食器たちもとっても喜んでいると思います
私なんかも箱膳で囲炉裏のそばで祖父や父親とみんなで食事をしていた思い出があります
家族もちゃんと上下関係があって今の様な核家族とは違って礼儀も言葉使いも先代から教わりながらそれでも和やかな暮らしが出来ていたように思います
でも母は苦労も多かったのかもわかりません 時々私が大きくなってから「くど」の前で何回泣いたかわからないと・・・・・
そんな昔があって今の社会があると思うけれども昔のお嫁さんは本当に大変だったのだろうなーと思いをはせます
だから、今の生活に愚痴をこぼしてはなりませんね
お互い頑張ろうね
chiyaoutdoorhouse (金曜日, 06 3月 2015 20:47)
そうですか!にゃんすけさん。
遠くからいつも気に留めて頂いて、有り難うございます☆
ホントまさにそう。蔵ごと移築できたら一番良かったかも。。。欅で作られた、どっしりと黒光りしたタンスや棚がいくつも有ったんですよ〜〜〜!昔ながらのガラス戸に、家業のお店の名前がペンキ塗りされてた物も。。。おお。これぞ『目の保養』でした。
実は、この後、つい先日もう蔵もおウチも壊されてしまいました。なんだか淋しい気がしました。
大事に=早速・しっかりと使わせて頂きたいと思います。
食器たちと一緒に、にゃんすけさんと会えるのを楽しみにしていますね。
北海道帯広市)にゃんすけ (金曜日, 06 3月 2015 10:29)
ちょっと~!!すごいじゃないですか。お宝の数々。どれも、これも、お宿の雰囲気にぴったりな器達。丸い陶器の重箱も、ホント、カワイイです。全部ほしーい!蔵ごと移築したいくらいだったのでは??まぁ、そんな訳にはいかないでしょうから(笑)・・・次回、おじゃまする機会には、厳選されてお宿にやってきた大事な食器、ぜひ、拝見させて下さいませ。