さて、”食事会”の後は、”勉強会”です。
先日、玉野市宇野にお住まいのギャラリーを経営なさってる方が、宿へお客様としてお越し下さいました。
その時、「宇野への移住プロジェクト」(なんと、拠点がギャラリーの隣)に関するお話しをお伺いさせて頂き興味を持ったので、実際に宇野へ足を伸ばしてみました。
宇野は、直島行きのフェリーの発着地であり、JR宇野線(岡山〜宇野)の到着地点でもあります。
港町としてかつて栄えた宇野は、便利なのに、雰囲気はのどか。
岡山・倉敷へJRで一本。岡山県の中でも、一番の温暖な地区、、、と住みやすい所。
でも、宇野も、他の小都市と同じく、住民や商店が減って行く危機に瀕しています。
私らが訪ねたそのお客様は、宇野のフェリー乗り場の真ん前の商店街の入口でギャラリーを営なみながら、「うのずくり」の後押しをされています。「うのずくり」は、宇野への移住プロジェクト。「うのずくり」 という言葉は、「宇野」に「住(す)み+つくる」という意味の造語です。
宇野は現代美術のメッカ=直島へ向かう、沢山の旅行者が通り過ぎて行きます。
それは勿体ない、ちょっとでも宇野を楽しんでもらおう、その為には宇野に住む人を増やして魅力的な町にしていこうという試みです。
そこで「うのずくり」さんでは、主に若い「クリエイター」の移住のサポートを始められています。
クリエイターとは、いわゆるアーティスト(いわゆる芸術家)さんは勿論、「自分の人生や町を積極的に作って行く」という気構えが有る人たちの事です。だから普通のサラリーマンでも「宇野の町を住みやすい町にしよう!」と前向きに関わる人でもいいとのこと。柔らかい考えで良いですネ。
こちらは、ギャラリーとなりにある「うのずくり交流拠点 UZ(うず)」さんの中。作家さんのギャラリーとして・移住を希望する方たちとの触れ合いの場所としてカフェやバーになっています。
写真の彼女さん自身、前に関西の大都市でウェブデザイナーさんとして働いていらっしゃいましたが、宇野の町と人(明るく・人好き・穏やか・親切な方が多いと、私も短い滞在の間感じました)が好きになり、こちらに移住して来られたそうです。
珈琲を頂きながら、2時間程でしょうか、沢山のお話しをお伺いしました。移住の問い合わせは、月に4〜5件も有るそうです。
その間、入れ替わり立ち替わり、うのずくりに関わる色んな方たちが出入りされ、皆さん初対面の私たちに、宇野の魅力を快くおしゃべり下さいました。この交流拠点が出来た事が、うのずくりにとってとっっても大きい、、、と感じられてると、彼女サンは仰ってました。
その後、せっかくなので、周辺の芸術スペースに足を運びました。
こちら「駅東創庫」さんは宇野駅の隣。
何人かのアーティストさん達のギャラリー兼工房兼体験ブースになってます。木工、ガラス工芸、発泡スチロール細工、現代美術などなど。。。
特別展として、洋画展も無料で公開されていて、楽しませて頂きました。
そして、港端っこにある「宇野港東山ビル」さんへ。
見て下さい!この個性的で昭和なビル!
なんと、この中が、現代美術アーティストさん達の作品の芸術展になってるんです。
芸術なので、こちらで写真を公開は出来ないのでごめんなさい。
現代美術+ビルの不思議な雰囲気+ビルから見える景色は海、、、異次元空間へタイムトリップした様な気持ちになりました。
こちらは企画ものでの展示になっており、企画が終わってからは『入居者募集中』のようです。
昭和な雰囲気が好きな私は、ちょっと食指が動きました(笑)
その町と人の魅力…それが移住したい気持ちを動かすのかなぁ。。。
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