3年前までのOL時代、全く料理の「り」の字も出来なかった私。
料理の師匠のお隣の料理上手な奥様から、千屋の郷土料理を手取り足取り教えて頂いて、お陰さまで、宿でお仕事始めて明日で丸三年を迎えることになりました。最近、料理の段取りを組んだり野菜の扱いが、ちょっとだけ上手になって来たように思います。
私は、料理はしなくても、料理の本を見るのが小さい頃からとても好きでした。「自分と料理」の接点の一つ、好きな料理本(料理家)を追うと、自分と料理の関わりの変化が分かって面白かったので書いてみます。以下、敬称略。
☆10代(1970年代)とにかく写真の綺麗さが重要
入江麻紀、城戸崎愛、今田美奈子(普段の食卓では考えられない手の込んだ、カラーの洋風料理やケーキ写真。食べるよりも見てうっとり。。。このころは料理よりもケーキの本をよく見ていました)
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☆20代(1980年代半ば〜)料理本は著者のエッセイが重要になる
堀井和子、栗原はるみ(美味しく綺麗なだけでなく、世の中も健康・家庭的な料理へ回帰が始まる)
田崎真也(ワインと食事の組み合わせまで教えてくれた!)
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☆30代(1990年代〜2005年)一人暮らしを始めた関係で、「見るだけ」から「簡単に作れる」のが重要になる(って殆ど作りませんでしたが☆)
小林ケンタロウ、大原照子(下ごしらえ無しで美味しく手早くお洒落な料理)
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☆そして、40代(2006年〜現在)
◎佐藤雅子、辰巳芳子(日本古来の家庭料理の大家のお二人。料理のみならず、生活すべてに対する姿勢の大切さを教えてくれ、身が引き締まります)
◎婦人之友社の料理本(料理に関して一番実用的な書の数々を出版されてます。ホント便利。)
◎高山なおみ、カノウユミコ(素材を生かす事を教えてくれる)
◎有元葉子、平松洋子(お二人のエッセイは、台所の合理化、食卓の魅力を生かすヒントを教えてくれます)
☆番外編
安井レイコ(簡単・健康になる料理をメールマガジンで毎日配信。文章も楽しくて知識も増えて一挙両得。)
「セイシュンの食卓」絵・たけだみりこ(20代の頃。この本が好きという事は、いかに私が料理しなかったか。。。。ご存知の方は分かりますよね。)
宿でお出しする料理は、モチロンこれからもずっと千屋・新見の郷土料理ですが、食全体を勉強する気持ちで、愛する料理本を大事にしていきたいと思っています。
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