今日は、春の風がびゅうびゅうと吹いてます。昨日は千屋でさえ、18度まで上がってました。軒下には、3月中旬開花するはずの雪割草が咲き始めました。
春本番になって旅行シーズン、本格的に忙しくなる前に、、、と、石見銀山に「研修旅行」へ。高速道路が伸び、千屋から片道3時間くらいで着きますが、向こうでのんびりする為に早朝7時前に出発。晴天と朝の寒さのお陰で、千屋から鳥取に抜けてすぐの明地峠でキレイな雲海☆
主人は今回初めてですが、私は広島でOLをしてる時からもう7~8回目。私はそこの集落の町並が大好き!!石見銀山が世界遺産登録されて二年経ち、雰囲気 が変わってしまったのでは。。。と危惧してましたが、町並も川沿いの自然の残るムードもそのままでホッとしました。ただ、観光者が一時にどっと増えたこと などで、住民の方たちには、大変なことも多い様ですね。
町並から銀山までは徒歩20分程もかかりますが、時間に余裕が有って、風景や家屋を楽しむのが好きな方には、最高です。龍源寺間歩(銀を掘る為の洞窟)に 入り、江戸時代の採掘の様子が描かれた絵を見たり、ヒト一人が這いつくばってようやく入れる穴を見たりと、当時の作業の辛さをかいま見ました。平均寿命が 約30歳だったそうです。
町並に戻り、銀山で栄華を極めた方達の素晴らしいお家がいくつも現存しており、そのうちの一つ「他郷阿部家」さんで昼食を頂きました。松場さんという方が阿部家を譲り受けて、昼食・夕食・宿泊が出来るようになっています。昔から有るものを大事にしつつ、素敵に改築してらっしゃいます。食事中、阿部家の歴史や食材の事など、色んなお話しをして下さいました。和食とその後の阿部家の案内は、スタッフさんの心がこもっていて感謝感激でした。その後、経営を同じくする「群言堂」さんで、石見銀山らしい生活雑貨をウィンドーショッピングし、スタッフさんのご好意で、茅葺き屋根の群言堂さん本社あたりを少し見せて頂いたりしました。
昔ながらの生活を大事にしている大森(石見銀山の地名)。千屋の近くにも、吹屋・勝山・倉吉などの町並があり、勿論同じ日本の昔ながらの町並で沢山似た所はありますが、同時にそこでしか味わえない魅力も必ず有ります。そんな所を大事にして行って欲しいなぁと思いました。
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