鍾乳洞とカルスト台地で形成された、岡山県新見市南部の草間台。洞窟探検(ケイビング)のご案内と、草間台の活性化のお手伝いをしています。

鍾乳洞とカルスト台地で出来た、岡山県新見市南部の草間台は、自然の宝庫です。宿では、洞窟探検(ケイビング)のご案内もしています。この地区の活性化にも注目し、お手伝いをしています。

紅茶とスィーツ「オトノハ」、新見市草間に開業

新見市草間台に喫茶店「オトノハ」さんがオープンしました。

 

古民家民宿千屋アウトドアハウスから、車で約50分。ざっくり言って、井倉洞の上の辺り。カルスト台地ならではのソバ畑や果樹園が広がる草間台のメイン通り沿いです。

 

うちの宿のお客さまは、井倉洞満奇洞や宿で案内する洞窟に行かれる方も多いので、このような場所ができて大喜びの私たち。早速お邪魔してきました。

ほっこりとおウチカフェ的な、こじんまりした可愛い空間、ご夫婦で営まれています。

お二人は、お隣の黒川商店さんの経営もされていて、前から

「この草間台に、地元や観光客の方たちがお茶ができるところを作りたいね」

と話されていたそうです。

主人も関わっていた草間台エコミュージアムと連携し、この地域のいろいろなものの一息つける場所になったら面白いですよ、と言っておりました。

 

お二人揃って穏やかでおもてなし好きで、私たちもつい長居をしてしまいました^_^

 

紅茶と甘いものとランチ(カレーとサンドイッチ)を提供されていますが、

これから様子をみながら、ゆっくり展開を考えていこうと仰ってました。良いですね!

ほぼ私たちと同年代のお二人さま、マイペースに楽しんで長く続けて欲しいなぁと思いました。

 

奥さまがいろいろと勉強して来られ、

紅茶は世界のオーガニック紅茶と和紅茶(日本の各地で生産された紅茶)など提供されています。

今、自分の畑にお茶の苗を植えたばかりとのことだったので、

いづれは「草間の地紅茶」が頂けるようになるのかもしれませんね!

お店の机の上に「地紅茶とは、料理で例えると郷土料理」と説明があり、興味を引かれました。

その土地その土地の緑茶・料理・お酒と同じく、紅茶もあるんですね。

 

営業は土日10時〜17時、月11時半〜17時。

電話 0867-74-2017

草間郵便局前

 

阿哲台洞窟写真展

今回は、ぱるきちママのダンナが書きます。

 

古民家民宿千屋アウトドアハウスでは、ご希望の方に洞窟探検の案内をしております。新見市南部を中心とする石灰岩地帯は「阿哲台」と呼ばれ、鍾乳洞は大小200カ所ほどあります。

 

私は草間台エコミュージアムに関わり、全国的な組織である日本洞窟学会にも35年ほど会員になっておりますが、この度、11月24日(土)〜12月2日(日)に「まなび広場にいみ」で写真展、12月1日・2日に講演会が開催されます。詳しくは、下のポスターをご覧ください。草間台エコミュージアム主催、日本洞窟学会共催です。こんな所が新見にあったのかと思える写真が並ぶと思いますので、是非、足を運んでみてください。

 

ちなみに、私は今回の開催にあたって、5月に市役所の交渉など立ち会いましたが、後は日本洞窟学会・岡山大学ケイビングクラブの若い方々が準備されました。私も楽しみです。

阿哲台洞窟写真展ポスター
阿哲台洞窟写真展ポスター
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最近の草間台エコミュージアムと、新見市の洞窟の講演会

草間台エコミュージアムでは、最近は、特産のそばを使ったスィーツの開発や、羅生門の太鼓曲作成など多方面での動きが有ります。

 

私(ぱるきちママの夫)は、3年程前より、空き家を住民が改装した寄り処を創る提案をして来ましたが、構想として捉えられて来た所です。

 

遠くない将来、自然な形で交流が出来、地域の自然を案内してもらえ、特産品が味わえる場所が出来ると思いますので、お楽しみに。

 

また、昨夜、草間にて日本洞窟学会主催・エコミュージアム協力の講演会が有りました。

人生そのものが阿哲台洞窟探検の歴史である、柴田晃先生が講演されました。若い方々を前に、幾ら時間が有っても足りない様なお元気なご様子でした。

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新見市南部、阿哲台洞窟展示会開催

岡山大学ケイビングクラブ(洞窟探検部)開催

昨日、草間台エコミュージアムセンターにて、阿哲台洞窟展示会が開かれました。

豊永特産品まつりにて
豊永特産品まつりにて

宿では、岡山県新見市南部の洞窟探検を案内してる関係で、岡大ケイビングクラブさんとも繋がりが有ります。

 

岡山大学ケイビングクラブの学生さんに催してもらいましたが、今まで、彼らが地域に対して、アピール・発表する場が殆ど無く、また、地域の方も自分たちの住んでる地下にある希有の自然の奥深くを見る機会も無かったので、良い場になったと思います。

 

展示物を案内してくれる部長さん。
展示物を案内してくれる部長さん。

この阿哲台は、大自然の中に住民が暮らし営みが有る地域です。これから学生がより地域に入り込み、地域の方も喜んで迎え入れる第一歩になったと思います。

 

 写真は、学生さんと草間台エコミュージアム関係者・それと地域の洞窟の専門家・地主さんの集合写真と、展示品の一部、それと一週間前に豊永特産品まつりでブースをお借りし簡易展示した時のものです。

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阿哲台の鍾乳洞展(予告)

本日、草間台エコミュージアムセンターで、

エコミュージアム幹部の方と、岡山大学ケイビングクラブの方々との話し合いが有りました。

今年2014年9月28日(日)に、草間台エコミュージアムセンターにて、「阿哲台の鍾乳洞展」(

仮名称)を開くことになりましたので、予告させてください。

 

 

その時の様子は、先のことになりますが、こちらへアップ致します。

 

 

この展示会は、岡大の学生が自然な形で地域住民の方々に触れ合える機会と、また、地域住民の方々が阿哲台の地下の日本全国のレベルでも希有な魅力を認識して頂く機会になるよう、企画されました。また、豊永地区の住民の方々にも、お気軽にご来場頂ける様にしたいと思っております。

 

 

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私と阿哲台と草間台エコミュージアム

私(ぱるきちママの夫)は、今から21年前に、新見市南部の阿哲台に惚れて、それまで地縁血縁の無かった新見市に参りました。阿哲台は、日本有数の石灰岩地帯で、大小200弱の鍾乳洞が点在しています。この地帯は秋吉台などと違い、自然の中に、集落が有り、営みが有り、鍾乳洞が有ります。現在は、新見市北部の千屋に宿を構え、ご希望の方のみ鍾乳洞案内などをしておりますが、まず新見に住みたいと思ったのは、阿哲台が有ったからです。

 

阿哲台の大きな部分である草間台では、数年前より、地域を屋根の無い博物館と見立て、来訪者と住民が良い時間を過ごせる様、活動して行こうという動きがあり、昨年春、「草間台エコミュージアムセンター」が開設されました。私は、昨年始めより、草間台の方々と接触し、観光面・洞窟探検の面から、考えをお伝えしてきました。

 

この度、草間台エコミュージアム推進協議会のアドバイザー(正式役職名は未定)となり、あくまでも主役は住民の方々ですが、観光・洞窟の関係で一緒に活動して行きたいと思っております。また、私自身も、カルスト台地特有の植物・生物・農業・歴史などを学んで行きたいと思っております。

鈴木章弘

 

※草間台エコミュージアムの詳細は、コチラよりリンクしております。

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羅生門(新見市南部、草間の鍾乳洞)

岡山県新見市南部は、鍾乳洞の宝庫。古民家民宿千屋アウトドアハウスでは、ご希望の方にいくつかの穴の洞窟探検(ケイビング)の案内もしています。

 

もちろん、その穴の他にも、200あまりの洞窟が存在。

そのうちの一つ、草間台(石灰岩で出来た標高約400mのカルスト台地)には、国の天然記念物の「羅生門」があります。

岡山県新見市南部の鍾乳洞の名残、国の天然記念物「羅生門」
岡山県新見市南部の鍾乳洞の名残、国の天然記念物「羅生門」

羅生門(らしょうもん)は、鍾乳洞の天井が陥没し、そこが丁度岩で作った大きな門の様に見える所から名付けられました。

 

場所は、新見こだわりマップで言えば、右下の方に書いてあります。新見インターチェンジからは一時間弱。

 

駐車場から、羅生門まで、すり鉢状になっているドリーネの底へ、下へ下へと降りて行きます。

 

この冬の時期、足元は雪が一度溶けて凍った所も有り、ちょいと緊張☆

 

おお。

噂には聞いていましたが、思ったよりも大きく、見応えあります!!

 

 

新見に来て、7年も経ってから初めて行き(恥)知ったのですが、

羅生門は、一つではなく、近くに連なって第4門まで有ります。

 

雪に残る足跡から見て、殆どの観光客が第1門の手前の展望台で帰っていた様ですが、

私は、一般観光客が入れるぎりぎりの所まで、モチロン、行ってみました。

 

第3門からは、つららが下がっていました。。。

いきなりこれが落ちてくるのを想像すると怖いですが、とてもキレイです。

 

 

 

第一門より向こうには、鍾乳洞の入口から出てくる湿った風が吹いているため、

こんな風に木々には苔が絡まっています。

 

チョット前までは、門の間をくぐり抜けるようにしないと行けない位、

しだれ苔が鬱蒼と生えていたそうです。いまよりもっと神秘的だったんですね〜〜

ウーン、見てみたい物です。

 

駐車場近くまで戻ってくると、

アオキが青々と新芽を出していました。

 

標高がちょっと違うだけですが、

ドリーネの底と上とでは、植生も大分違うと実感です。

 

是非、羅生門に行かれる方は、奥の方まで足を運んでみて下さい☆

一番有名な第一門を遠くで眺めるだけより、きっと雰囲気がより味わえると思います。

 

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